今日は偏差値のお話です。
志望校、目標校の目安と学力の目安を揃えるために、
判断基準として偏差値を使います。
しかし、私は偏差値だけを信頼することは危険だと考えて
います。
特に春~夏の考査は、注意が必要だと感じます。
その理由として、模試やセンター学力考査は、受ける
生徒数や生徒の質により、かなりの上下動をするからです。
6年生の春になると、これまで受験準備をしていなかった
お子さんが、力試しのつもりで、模試等を受けられます。
当然ですが、受験スタイルの学習をしていないため、平均点は
下がります。ここ数年、毎年この時期は平均点の下がるのは、
このような状況が影響している。
受験勉強をしてきたお子さんは、いつもと同じくらいの点数を
取ったにもかかわらず、偏差値が5ポイント前後上昇するのです。
たしかに、これが偏差値の偏差値なるところ、と言ってしまえば
それまでですが、怖いのは夏後半からの考査です。
力試しで考査を受けてきたお子さんたちが、受験を視野に入れなく
なるのが夏後半からで、当然として考査を受けなくなります。
すると、どんな現象が起きるか?
そうです、同じ程度の点数を取っていた受験スタイルのお子さんの
偏差値は総じて5ポイント程度急落するのです。
どうでしょう。偏差値に振り回される自分達が予想されませんか?
ですから、私は、次のようにアドバイスしています。
① 考査の受験者数を見て、前回より増えていないか確認
② 平均点が下がっていないか確認
③ 前回より受験者数が増えていて、平均点が下がった場合は、
力試し受験者による影響と判断
④ このような場合は自分の偏差値はマイナス5と思うべし。
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