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【2025/04/22 00:21 】 |
算数力と国語力

算数力に関しては、解法をおうむ返しに習うことより、
お世話→糸口探し→求解→仕上げの流れを守り、自分で
解きに行く姿勢が身につくよう徹底的に指導しています。
それは、このやり方なら難問もこなせるという受身的な
発想ではありません。
このやり方が「難問をこなすのに最良」という発想です。
ところで算数より学習頻度が少ない傾向にある国語ですが、
漢字、熟語、同意語、ことわざなどの暗記分を除くと、
ただ、やみくもに練習問題、過去問題を行っている生徒が
多いようで、読解・記述の国語力が上昇しないとの相談を
数多く受けます。
イッセイ会では理数を中心に指導し、国社はマルテク情報と
して、そのポイントだけを案内してきましたが、昨年より
国語単科の指導希望が増えているのが現状です。
難関中学の入試問題を確認していただければ、直ぐにわかる
ことですが、難関校ほど国語の問題が飛びぬけて難しい。
特に読解記述に関しては、その能力に長けている子をとりたい
というのが、みえみえです。
しかし、それは当然のことです。国立(特に東大、京大など)
の合格者数を競争している超難関校ですから、国語が解けない
生徒は、そのようなトップレベルの大学合格が危ういから。
センター試験で国語、社会をおざなりにしても、上位大学は
射程圏内となりますが、東大、京大は、その戦法が通じません。
中学入学してから国語を勉強させるより、最初から国語力のある
生徒を確保し、更に伸ばす方が超難関大学の合格者数を伸ばせ、
絶対数を維持できるからです。
では、どのような学習をすれば国語力が向上するか。
本来、マルテク会員様への情報ですが、その一端を披露しましょう。
ついでといっては、なんですが算数脳についても私したちの根幹の
一端を披露しましょう。
算数、国語に限らず、ましてや学習に関係なく視覚聴覚で得た情報は、
脳幹近くにあるダイナミックセンターコアという情報を受動する複合
組織部分に到達します。ここに集まった情報は、記憶する情報か、
単純な情報かに振り分けられます。この振り分けを左右するのは、
感情です。要は①危険、嫌いというレッテルを貼って、危機回避の
ために記憶させるか、②好き、興味があるというレッテルを貼って、
高度に生きるための情報として記憶させるか、それとも③単純情報として、
記憶させないかの振り分けをします。この振り分けをするのが海馬回という
次の組織です。③は海馬回までの情報になるため、数日で記憶が消えます。
3日前の夕食のおかずが直ぐに思い出せないのは③だからです。
 
これまで、何回か話してきた内容にあるように、苦手意識=嫌い、危険の
レッテルを貼って、入ってきた情報は①の流れに向い、信念、危機回避の
分野に記憶されます。ここでは思考(情報の組み替え)は行いません。
ここに記憶されると、まったく同じ問題なら解法することができますが、
少し捻られると「習ったことがない」「わからない」となり解けません。
好き、興味があるという感情を持ち、糸口をたよりに、検索すれば、
いかようにも組み替えることができるとう情報であれば、②の思考・知識
の回路に記憶されます。ここでは、思考できますので、組み換えや逆算など
高度な知能を駆使します。
算数の解法をおおむ返し式に学習すると、検索する棘がないため、平面的な
情報として、②に記憶されたとして検索機能が役にたたないことがあります。
ましてや嫌い、苦手の意識を持つと①に記憶されて、変形は困難になります。
ですから算数は、苦手意識を持たず、お世話、糸口、求解、仕上げの段取りを
踏んで、②に記憶していつでも検索、変形できるように指導しているのです。
この記憶までの仕組みは、脳外科医や脳神経科の専門者が解明した内容です。
では、国語(読解・記述)はどうでしょう。
海馬回での最終振り分けも、②の思考する記憶脳での組み換え作業も
幼児期を日本語圏で過ごした子ども達は、日本語の信号で行ないます。
では②での組み替えについて、お話ししましょう。
②でカギになることは、概念力と清流力です。概念力とは既に知っている
ものと同じグループかどうかを判断する力です。
前方からサイレンを鳴らした警察車両らしき車が近づいてきます。
その車の色は、と思考したとき「黒い」「白い」という色のグループ
を記憶より検索します。そして「白い黒い車」が想像できます。ここまでが
概念力です。国語に必要なものは清流力です。「白い黒い車」では、
言葉が変ですので「白くて黒い車」に組み替えを行います。これでも
わかりにくいため(人に伝え難いため)、「白と黒の二色に染め分けれた車」と
組み替えします。
算数は、思考できる記憶に情報を入れて、出し入れできるようにする学問。
国語はその記憶から正しい組み換えを行い人に伝える形にする学問なのです。
算数は、数字や式で途中経過を作るため、言葉の言い回しはあまり関係ありません。
それは組み変えて使うことに重点をおいた学科だから。
もし算数を数字や式を使わず、書き言葉で正しく順をおわせると、
表現できない生徒がたくさんいます。明らかな国語力不足、概念力と
清流力の力不足の状態がわかります。
幼児期の言葉遊び、読み聞かせが不十分だと、長文を読むだけで
「嫌い」「苦手」と判断することになります。読んでも①の記憶回路
に入るため、組み替え自体ができなくなります。また読むことより、
見える映像の方が情報としては受け取りやすいので、テレビやゲームの
過度な視聴は国語力の低下の要因になります。
さて、国語は綺麗に組み替えるという学科ですので、いきなり文を書く
という繊細さに欠ける作業は適しません。あきらかに困難です。
旨く記述ができない。抜き出しができない生徒は、いきなり文を書いたり
探したりしているから向上しないのです。
まず、単語や言葉単位でデータを抜き出しし(いろいろな尺度での概念化)、
それを綺麗につなげる(清流化)という順序が国語力の順序です。
どうすれば、それが出来るかはマルテク会員になられることをお勧めします。
とにかく組み変えて綺麗につなげる前の言葉や単語をどれだけ抜き出せるかが
国語に必要なカギなのです。
応援お願いします。
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【2010/02/25 14:15 】 | 未選択
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