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【2025/04/21 05:43 】 |
算数力と国語力

算数力に関しては、解法をおうむ返しに習うことより、
お世話→糸口探し→求解→仕上げの流れを守り、自分で
解きに行く姿勢が身につくよう徹底的に指導しています。
それは、このやり方なら難問もこなせるという受身的な
発想ではありません。
このやり方が「難問をこなすのに最良」という発想です。
ところで算数より学習頻度が少ない傾向にある国語ですが、
漢字、熟語、同意語、ことわざなどの暗記分を除くと、
ただ、やみくもに練習問題、過去問題を行っている生徒が
多いようで、読解・記述の国語力が上昇しないとの相談を
数多く受けます。
イッセイ会では理数を中心に指導し、国社はマルテク情報と
して、そのポイントだけを案内してきましたが、昨年より
国語単科の指導希望が増えているのが現状です。
難関中学の入試問題を確認していただければ、直ぐにわかる
ことですが、難関校ほど国語の問題が飛びぬけて難しい。
特に読解記述に関しては、その能力に長けている子をとりたい
というのが、みえみえです。
しかし、それは当然のことです。国立(特に東大、京大など)
の合格者数を競争している超難関校ですから、国語が解けない
生徒は、そのようなトップレベルの大学合格が危ういから。
センター試験で国語、社会をおざなりにしても、上位大学は
射程圏内となりますが、東大、京大は、その戦法が通じません。
中学入学してから国語を勉強させるより、最初から国語力のある
生徒を確保し、更に伸ばす方が超難関大学の合格者数を伸ばせ、
絶対数を維持できるからです。
では、どのような学習をすれば国語力が向上するか。
本来、マルテク会員様への情報ですが、その一端を披露しましょう。
ついでといっては、なんですが算数脳についても私したちの根幹の
一端を披露しましょう。
算数、国語に限らず、ましてや学習に関係なく視覚聴覚で得た情報は、
脳幹近くにあるダイナミックセンターコアという情報を受動する複合
組織部分に到達します。ここに集まった情報は、記憶する情報か、
単純な情報かに振り分けられます。この振り分けを左右するのは、
感情です。要は①危険、嫌いというレッテルを貼って、危機回避の
ために記憶させるか、②好き、興味があるというレッテルを貼って、
高度に生きるための情報として記憶させるか、それとも③単純情報として、
記憶させないかの振り分けをします。この振り分けをするのが海馬回という
次の組織です。③は海馬回までの情報になるため、数日で記憶が消えます。
3日前の夕食のおかずが直ぐに思い出せないのは③だからです。
 
これまで、何回か話してきた内容にあるように、苦手意識=嫌い、危険の
レッテルを貼って、入ってきた情報は①の流れに向い、信念、危機回避の
分野に記憶されます。ここでは思考(情報の組み替え)は行いません。
ここに記憶されると、まったく同じ問題なら解法することができますが、
少し捻られると「習ったことがない」「わからない」となり解けません。
好き、興味があるという感情を持ち、糸口をたよりに、検索すれば、
いかようにも組み替えることができるとう情報であれば、②の思考・知識
の回路に記憶されます。ここでは、思考できますので、組み換えや逆算など
高度な知能を駆使します。
算数の解法をおおむ返し式に学習すると、検索する棘がないため、平面的な
情報として、②に記憶されたとして検索機能が役にたたないことがあります。
ましてや嫌い、苦手の意識を持つと①に記憶されて、変形は困難になります。
ですから算数は、苦手意識を持たず、お世話、糸口、求解、仕上げの段取りを
踏んで、②に記憶していつでも検索、変形できるように指導しているのです。
この記憶までの仕組みは、脳外科医や脳神経科の専門者が解明した内容です。
では、国語(読解・記述)はどうでしょう。
海馬回での最終振り分けも、②の思考する記憶脳での組み換え作業も
幼児期を日本語圏で過ごした子ども達は、日本語の信号で行ないます。
では②での組み替えについて、お話ししましょう。
②でカギになることは、概念力と清流力です。概念力とは既に知っている
ものと同じグループかどうかを判断する力です。
前方からサイレンを鳴らした警察車両らしき車が近づいてきます。
その車の色は、と思考したとき「黒い」「白い」という色のグループ
を記憶より検索します。そして「白い黒い車」が想像できます。ここまでが
概念力です。国語に必要なものは清流力です。「白い黒い車」では、
言葉が変ですので「白くて黒い車」に組み替えを行います。これでも
わかりにくいため(人に伝え難いため)、「白と黒の二色に染め分けれた車」と
組み替えします。
算数は、思考できる記憶に情報を入れて、出し入れできるようにする学問。
国語はその記憶から正しい組み換えを行い人に伝える形にする学問なのです。
算数は、数字や式で途中経過を作るため、言葉の言い回しはあまり関係ありません。
それは組み変えて使うことに重点をおいた学科だから。
もし算数を数字や式を使わず、書き言葉で正しく順をおわせると、
表現できない生徒がたくさんいます。明らかな国語力不足、概念力と
清流力の力不足の状態がわかります。
幼児期の言葉遊び、読み聞かせが不十分だと、長文を読むだけで
「嫌い」「苦手」と判断することになります。読んでも①の記憶回路
に入るため、組み替え自体ができなくなります。また読むことより、
見える映像の方が情報としては受け取りやすいので、テレビやゲームの
過度な視聴は国語力の低下の要因になります。
さて、国語は綺麗に組み替えるという学科ですので、いきなり文を書く
という繊細さに欠ける作業は適しません。あきらかに困難です。
旨く記述ができない。抜き出しができない生徒は、いきなり文を書いたり
探したりしているから向上しないのです。
まず、単語や言葉単位でデータを抜き出しし(いろいろな尺度での概念化)、
それを綺麗につなげる(清流化)という順序が国語力の順序です。
どうすれば、それが出来るかはマルテク会員になられることをお勧めします。
とにかく組み変えて綺麗につなげる前の言葉や単語をどれだけ抜き出せるかが
国語に必要なカギなのです。
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【2010/02/25 14:15 】 | 未選択
新受験生層

的確な言葉が見つからないため、表題の言葉を使いました。
受験生といえば、大手広域塾に通い、更に個別学習や家庭教師
も並行してつけて学習する受験生が大半ですが、景気の停滞、
収入の減少等の理由から中堅校狙いの通塾生は減少している
ようです。反面、自宅学習や通信学習などで挑む受験生が増加
している感じがします。
当初、今後は上記のような中学受験生の二極化が進むと想定し
ていましたが、ここ1ヶ月のご父兄から寄せられるの情報を
分析しますと、もう1タイプの受験生層ができつつあるようです。
どのような受験生層かというと、自宅学習等で中学受験ができる
くらいまで学力を高め、高校または大学の一発合格を狙う層です。
もちろん、私立中学の入学試験も受けさせるでしょうが、
あくまで実力考査であって「合格しても入学させない」という
受験生層(経済的余力が出れば入学)です。
大学生を見わたすと、難関私立中高からの入学者以上に、
中高は公立校で過ごした大学生は想像以上に多い。
これまで中高を公立校で過ごした大学生は、素地はあったに
せよ、小学校中学校は勉強漬けの日々ではありません。
高校生になってから、学力をつけたタイプが大半でした。
このタイプの生徒が、小学校の時点から大学一発合格を
狙い、自宅学習で準備を開始するというのが新受験生層です。
通塾で何が何でも受験する層と自宅学習受験層からの
新受験生層入りもあるようで、もしかしたら今後数年は、
このタイプの増加がみられるのではないでしょうか。
そうなると、本当に入学させたい受験校選択(志願者数
の変化)、合格者数の変化を読み違えないようにしなくて
なりません。
今後とも応援お願いします。
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【2010/02/24 12:34 】 | 未選択
新六年生
受験シーズンも終了し、新六年生は、いよいよ残り1年となりました。
ここからは学習効果を最大限に高めていかなければなりません。
自宅学習生も通塾生も「本気モード」になっていますか。
やらされている勉強スタイルと目的意識を持った勉強スタイルの差が
大きく影響する一年になります。
目的意識ですが、目的や目標を「志望校合格」に定めることは、
保護者には理解できますが、意外と子どもにとっては、実感がわかない
ものです。志望校合格を目的や目標にすると、やらされている勉強スタ
イルから脱却できない。もちろん子どもにも、志望校合格は、わかりや
すい目標ですが、その価値がわからないことが多いのです。
なぜ、受験するのか、なぜその志望校を目指すのか、よく理解させること
が重要になる1年です。当然、将来の大学、社会に出て目指す職業まで
つながりをもった説明と理解が必要になります。
子どもですから、将来何になりたいかという自発的な意見は絵空事かも
知れません。また将来の職業という概念自体ができあがっていないのも
しかたないことです。
 
今は、親の希望を話すことが、子どもにとって良い目標設定になります。
一昔前なら、医者になりなさい、弁護士になりなさい、商社マンになりなさい、
銀行マンになりなさい、女子アナウンサーになりなさいというように
子どもでも想像がつく具体的な職業を言えばよかったのですが、
現在は、あまりおすすめしません。
現代の子ども達は、すでに出来上がっている職業に「あこがれ」や「魅力」
を感じない世代ということを前提にしたほうがよいからです。
是非、話していただきたい親の子どもへの将来像は、
「世界レベルで活躍できる人になってほしい」「誰にも出来なかったことを
解明できる人になってほしい」「工夫や技術、環境、配慮、福祉、政治、経営
など興味のある分野で新しいことを発想し世界のリーダーになってほしい」
という投げかけからはじめ、子ども自身が将来像を探し出す。
そのためにどのような学校へ行き、学び、知識を高めることが大切で、必要な
ことかを意識し実感させていきましょう。
 
応援お願いいたします。
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【2010/02/23 13:42 】 | 未選択
算数文章題が苦手なのは

算数の文章題が苦手なお子さんは、実は国語の読解力が
鍛えられていないことが実に多い。
糸口やお世話を指導すれば、「なんだ、あの単元の問題か」
と壁を越えられるのに、一人では最初の一歩が踏み出せない。
「書いてあることがわからない」
「長い質問文を見ただけで、尻込みしてしまう」
このようなお子さんには、その都度のお世話や糸口指導を
しても、その場限りになってしまいます。
私がすすめているのは、思い切った国語指導。
算数の文章題を的確に理解するには、国語読解力の鍛えが
なければ、焼け石に水なのです。
新6年生なら、大急ぎで国語読解力を鍛えなければなりません。
新5年生なら、算数をお休みしてでも国語読解力に集中させたい。
イッセイ会では国語読解2週間上達法を提供しています。
読解力を鍛えるといっても、やみくもに問題数をこなすことでは
ありません。
まして、5W1Hというような、型にはまった読解法では、
短期上達は見込ません。
マルトク会員の皆様は、学校や塾で教えない「目からうろこ」の内容
にびっくりされています。
ご興味のあるかたは、次回マルトク会員の募集時にご参加ください。
応援お願いします。
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【2010/02/22 11:21 】 | 未選択
文章題解読に必要な国語力
日頃、算数の効果的学習指導に注力している私ですが、何よりも
大切な学問は国語読解力だと思います。
読解、記述、心情描写。この力に長けていなければ、算数の文章題
も理科実験内容描写も解読できません。
私ごとで恐縮ですが、私は小学6年の春まで、国語力に自信がなく、
テストでは常に良い点が取れていませんでした。
当時、教えないことで有名な塾に通っていましたが、国語力に乏しい私を
見かねた講師陣が、与えくれたたった1つの問題が、私の国語力の突破口
(自信)に結びついたことをお話しいたします。
当時出された問題は、童謡で有名な三木露風の「赤とんぼ」という詩。
夕焼け小焼けの赤とんぼ・・です。
この詩の全節が書かれたプリントを渡され、「この詩の中で印象に残った
言葉を題材に、この詩の解釈を自分なりに表現しなさい」という問題です。
注釈として、姐や(ねえや)は奉公で下働きをしている、よそから来た娘さん。
作者は5歳の時に両親が離婚し、母とは離れ祖父に引きとられ、祖父の家に
奉公に来ていた姐やに育てられていた。とありました。
当時小6の私は、精一杯の解釈を行い解答しましたが、その内容が斬新で
あったため、講師陣は関係者を通して「我が生徒の寄稿」という形で学術
発表してくださいました。その結果、多方面から評をいただき、自信と共に
国語力の大切さを感じたのでありました。
 参考に、当時の解答を記します(原文ではありません、少々大人の言い方
に直しています)。
        
この詩で印象に残るのは、「小焼け」という言葉です。
結論から言うと、普段使わない「小焼け」という言葉は、作者が大人になって
気がついた「初恋心」だと思います。
詩の解釈ですが、4節目の竿に止まっている赤トンボと広がる夕焼け
を見て、幼き頃の同じ情景をはたと、思い出したところから始まります。
それが1節目の夕焼け小焼けに掛かります。
幼き頃に見た夕焼けに舞う赤とんぼは、負われて見たとありますので、幼き作者は
5、6歳でしょう。おんぶしてくれていたのは、姐や(ねえや)です。
姉ではなく姐やなので、年季奉公で身を寄せて下働きをしている、よそから
来た娘さん。
年季明けに15歳で嫁に出されるくらいなので、姐やの実家は貧しい家庭なの
がしのばれます。子守りをしてくれた姐やは当時10歳前後でしょうか。
一見、幼き頃を回想する詩に感じますが、大きな心のうねりを感じます。
それは、2節目にある「桑の実」を摘む場面。
子どもの頃の回想に桑の実を登場させた意味は、桑の実の味です。
食べたことがありますが「甘くてほろ苦い」。
そして2節目の締め言葉が「まぼろし」。
甘くてほろ苦い桑の実、そしてまぼろしとは、初恋だと思います。
おそらく当時の作者は、そのもやもやした気持ちが何なのかわからなかった。
それを表すのが小籠。籠はゆりかごを連想させる母の象徴。
作者三木露風は、5歳の時に両親が離婚し、父方の祖父に育てられて
います。その祖父の家に奉公にきていた姐やに離れ離れになった母への想いを
重ねていると勘違いしていた。
姐やが嫁いだ後、いつしか便りが来なくなったことまで覚えているということは、
姐やに対する特別な想いがあったのでしょう。またこの便りの意味には、
本当の母からの便りも来なくなったことが重ねられている気がします。
更に嫁いだのは姐やだけでなく離婚した母が再婚してしまったことも表現したかっ
たのかも知れません。
姐やへの想いが、大人になって夕焼けの中、赤とんぼが竿に止まる情景を見て
幼き頃の初恋心だったんだと気がついた。
4節目で、竿に止まっていたのは赤とんぼですが、実は止まっていたのは、
大人になるまで心の中にしまいこんでいた当時では気づかなかった初恋心。
その作者の初恋心は、時間を超越した壮大な茜色の夕焼けに照らされた
空とは比べ物にならない小っぽけな「小焼け」だと思います。

このときの答案をひねり出した経験を申しますと、自分の中に何人もの

自分が現れ、お互いに解釈を論じ合ったり、意見を交換しああったりしたこと。

ただ一人の私が感じたのではなく、描写や解読には、自分の中に何人もの

意見交換できる自分を置き、やりとりしながら考えていく楽しさが必要です。

応援お願いいたします。
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【2010/02/18 15:33 】 | 未選択
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